検索エンジンが出してくる検索結果の順位は一定のアルゴリズムに従って出している。そのアルゴリズムを解析してウェブサイトをそれに最適化するこおにより順位をコントロールし、上位に表示させることが可能である。これがウェブポジショニング、サーチエンジンポジショニング、あるいは
SEO ( search engine optimization ) と呼ばれています。これが前回のお話でした。
さて、この検索エンジンで上位に表示されることによる効果はどういったものがあるのでしょうか?
第1回目でお話した通り、検索サイト利用者は検索結果の1〜30位程度までしかチェックしないので、当然上位に表示されることにより検索エンジンからのトラフィックを増やすことが可能です。
米NPD
Group の2001年の調査によると、バナーよりも検索結果の上位に表示されたサイトの方が6倍以上もクリック率も可読率も高かったと言う結果が出ています。バナー広告よりも検索結果の上位に表示される方が広告効果が高いことが裏付けられています。
また、クリック後の行動を追跡したところ、バナー広告から誘導された消費者よりも、検索サイトから誘導された消費者の方がその後の(同一サイトでの)高倍率が5〜6倍高いことが明らかになっています。検索サイトで検索を行う際に入力するキーワードは、そのユーザーが感心のある情報であり、それによって誘導された顧客は「既にターゲット化された顧客である」という訳です。
このように、検索結果上位表示は特にECサイト開設企業にとっては非常に重要なマーケティング手法なのです。
前に戻る
[参考ページ]検索結果上位表示がもたらす効果(NPD
Group, 2001)
|