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更新: 2001/08/15


 

004:上位表示が可能な検索サイト

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 前回までに、検索結果の順位をコントロールして上位に表示させるマーケティング戦略を検索結果上位表示といい、これによって得られる効果はバナー広告を遙かに凌ぐ、というお話をしました。

 さて、検索結果の上位に表示させることができる検索サイトですが、全ての検索サイトでこれが可能なわけではありません。

 このお話の前に、まず検索エンジンには「ディレクトリサイト」と「サーチエンジン」の2つがあることを理解しておきましょう。ディレクトリサイトというのは、Open Directory Project や Yahoo!Japan のような、ジャンルによってディレクトリでウェブサイトを分類したサイトのことを指します。ですので、厳密にいえば Yahoo!Japan は検索エンジンと言うよりはディレクトリサイトなのです。

 一方、サーチエンジン(検索エンジン)というのは infoseek や Lycos、Excite、gooといった、ロボットが収集した index から、検索キーワードに合致するものをページ単位で出力してくるサイトを指します。

 ディレクトリサイトの特徴は人の手によって厳密にジャンルで分類されているので、自分の探している情報がどのディレクトリに属するのか予めわかっていれば比較的容易に必要な情報を入手することが可能です。登録されているサイトは人によって閲覧され、ディレクトリサイトの掲載基準を満たしている場合に限り掲載されます。つまりある一定の質の高いウェブサイトだけが掲載されています。

 また、ディレクトリサイトに登録されるURLは、そのウェブサイトのトップページのみです。

 一方、検索エンジンはロボットがウェブを巡回して自動的にデータベースに取り込み、検索キーワードに対して合致するサイトをウェブページ単位で出力してくれます。これにより必要な情報がある「ウェブページ」に直接アクセスすることが可能です。

 ウェブページは、検索エンジンが送り出す「スパイダー」といわれるデータ収集ロボットによってインデックス化されることで登録されます。人間の介在がないため、ディレクトリサイトのように基準を満たさないという理由で掲載されないことはありません。

 さて、検索結果上位表示〜検索結果の順序をコントロールできる〜のは、後者の検索エンジンです。前者のディレクトリサイトは「人間の手によって登録、編集」されており、またその検索結果は50音/アルファベット順で表示されるため、コントロールすることは出来ません。

 しかし後者の検索エンジンはロボットによってあるアルゴリズムによってウェブページがランク付けされて検索結果として表示されています。このため順位をコントロールすることができます。

 日本国内の主要な検索エンジンは次の通りです。

  • Google
  • infoseek
  • Lycos
  • Excite
  • フレッシュアイ
  • MSNサーチ(altavista)
  • goo

といったところです。他にも Naver や InfoNavigator、kensaku.jp、OdIN、MONDOU、alltheweb といった検索エンジンも存在しますが、高いトラフィック誘導能力を持った検索サイトは上記7つ程度です。

 海外で利用される国際サーチエンジンには、Northen Light、Teoma、WISENUT、HotBot といったものがあります。

 検索結果の上位表示を狙うなら、まずはトラフィック誘導能力が高い主要な検索エンジンを狙うことです。またグローバルに展開するウェブサイトであれば、主要な国際(海外)検索エンジンでの上位表示も不可欠です。

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[参考ページ]ウェブポジション戦略が利用できる検索エンジン一覧

  
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