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更新: 2001/08/15


 

005:何番目以内なら効果があるか?

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 検索結果上位表示がどれだけ重要かは前回までのお話でご理解いただけたかと思います。

 さて、実際に自分のウェブサイトを上位表示させようと思った際に、目標として何番目以内を設定したらいいのでしょうか。

 これは自分でやる場合はもちろんですが、特にウェブポジショニングの専門業者に依頼する場合には重要です。高い料金を支払って上位表示をお願いしたのに「これが上位なのか?」と思えるような順位で表示されていたらほとんど意味がないからです。

 検索エンジンで上位表示を目指す際には目安として「上位30位以内」を最低目標とします。これ以下、31番目以降は100番目や2000番目、1万番目と同程度の効果しか得られないと考えて下さい。上位30位、30番目が上位と下位の境界線になります。

 (特にECサイト運営者であれば、自分でやらないで専門の業者に依頼するケースが多いと思われますのでこの順位は特に注意をして下さい。米国では大抵の業者が20位〜30位以内の表示を謳っていますが、日本の業者の中には「全検索結果の○%」「100番目以内」などといったものも見かけられるのが現状です。日本ではこの検索結果上位表示がそれほど認知された市場ではないため、「上位」の基準がバラバラになっています。)

 皆さんに注意して頂きたいのは、最初から1番目や3番目を狙おうとは思わないことです。上位10位以内を狙うのは大変な労力が必要です。上位表示だけにエネルギーを使ってしまっては、他のもっと大切なこと〜お客様とのコミュニケーションや商品の更新、発送業務〜などに支障をきたしかねません。実際、専門のウェブポジショニング業者であっても最初から1番目や10番目を狙うのは同じように困難なことなのです。プロでも同じように最初は30番目、次は20番目、そして・・・といったように段階を踏んで上位に持っていくようにしているのです。

 なぜなら、「上位に表示されること」と「クリックして貰うこと」、そして「ウェブサイトに来てからアクション(=購買や購読など)をとって貰うこと」は同じマーケティング領域であっても異なる次元の話です。自社のもつ経営資源をバランスよく配分することも肝心です。上位表示をさせたいからといってそれだけに無駄な時間を割くのだけはやめておきましょう。

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