キーワードウェイト(keyword weight)とは、1ウェブページ内におけるターゲットとするキーワードが占める割合を表します。例えば100ワードのウェブページ内でターゲットとするキーワードが5回出てきたとしたら、このウェブページ内におけるターゲットキーワードのキーワードウェイトは5%ということになります。
検索された時に上位に表示させたいキーワードのウェイトが高ければ高いほど、そのウェブページ内におけるそのキーワードの重要性は高い、ということになります。ただ、頻出頻度を高くすれば上位に表示される、というわけではありません。
このキーワードウェイトという基準は、そのウェブページ内におけるキーワードの重要性を計るためにあるのではなく、異様にキーワードの頻出頻度が高いウェブページを規制・排除するためにあります。
つまり、例えば以下の例を見てください。
あるウェブページでは、キーワード「ブロードバンド」というキーワードで上位にヒットさせたいが故に、ブロードバンドという言葉を繰り返し用いることで、ウェブページ内におけるキーワードウェイトを高めようとしています。
しかし、日常自分が書く文章をよく考えてみてください。もしこれを読んでいる学生の方がいらっしゃいましたら、自分が今までに書いた論文なりレポートのことを思い浮かべてみてください。あるトピックやテーマが与えられ(あるいは設定して)それについて書くときに、必ずよく利用されるキーワードや言葉があると思います。しかし、その文章を書き終わって先述したキーワードウェイトを量ってみると、決して20%や30%ということはないはずです。1〜10%の間に収まるはずです。
上のように、同じキーワードを繰り返し利用すればキーワードウェイトは高まります。しかし通常の文章でこれほど高いキーワードウェイトを示す文章はありえないのです。
ここまで読んでおわかりになった方もいらっしゃるかもしれません。つまり、キーワードウェイトというのは上記の「ブロードバンド」の例のように、意図的にキーワードを繰り返してウェイトを高くしている「サーチエンジンスパム(search
engine spam)」を排除するためにあります。
実際に検索結果上位表示を行う専門家はこのキーワードウェイトを利用して、自分の作成したウェブサイト内において、ターゲットキーワードのキーワードウェイトの数値をチェックし異常に高くなっていないかどうかを確認するために利用しています。
(イー・プロモート 代表 渡辺隆広)
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