【要約】 Google の PageRank は一般的に被リンクを増やせば増やすほど PageRank もあがると思われています。しかしウェブサイト内部のリンク構造によって同一数の被リンクでも
PageRank を更に上げることは可能です
日本では Yahoo!Japan, BIGLOBE, AllAbout, @NIFTY, Excite と提携することでほとんど独占状態のサーチエンジン
Google。このGoogle は PageRank (ページランク)という手法を用いて検索結果ランキングの精度を上げていることは皆さんご存じかと思います。知らない方の為に簡単に説明すると、「よく引用される論文は質の高い論文」という考えに沿って、「たくさんのリンクをもらっているサイトは、良いサイト」と考え、被リンクの数とそのリンクしているページがどんなページかによって、あなたのサイトの「ウェブ上における重要度」を計るのが
PageRank です。
さてこの PageRank ですが、PageRank を上げるためにはとにかく自分のサイトの外からのリンクをもらわないといけないと考えている方がほとんどだと思いますが、実際にはそうではありません。ウェブサイト内のリンク構造によっては損をするケースもあります。
以下、この場で解説できる範囲で簡単に説明をします。
例えばウェブファイル(A)〜(E)の5ファイルで構成されているサイトがあったとします。A<=>B,B<=>C,B<=>D、B=>E (<>はリンクが向かっている先を表します)という構造になっていた場合。ファイルBからファイルEへは一方通行になっています。もしこのファイルEが相互リンクのサイトを紹介しているページであり、あなたのサイトに対してはられているリンク(incoming
link)がこのファイルEのページに対してだった場合。外からリンクをもらうことでファイルEは PageRank があがっているのにもかかわらず、E=>Bという、ファイルEからファイルBに向かっているリンク(internal
link) がないために PageRank を返してあげることができません。この場合、いくらファイルEが incoming
link をもらって PageRank を増加させてもウェブサイト全体の PageRank は上がらないのです。
実施にはもっと複雑な仕組みを理解することで PageRank を内部的に上げていくこと、特定のファイルに対してのみ
PageRank を上げる事なども可能です。この PageRank の仕組みと実践のウェブサイトにおける活用方法については、定期的に研修/セミナーを開催しています。ご興味のある方はご参加いただければ幸いです。
(イー・プロモート 代表 渡辺隆広)
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