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更新: 2001/08/30


 
検索サイト基礎知識(2) 検索サイトへの登録方法

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 次に、ディレクトリ、およびサーチエンジンにウェブサイトを登録する方法について説明をします。サーチエンジンとディレクトリの違いをきちんと区別しておかないと、全く検索サイトに相手にしてもらえないことになります。

 サーチエンジンプロモーションをするためには、まず各検索サイトのデータベースに登録してもらわないと話になりません。検索サイトは細かいルールで各社とも異なりますが、共通部分も多いです。ディレクトリ、サーチエンジンそれぞれの登録方法について正しい理解をしましょう。


登録の申請方法

 ディレクトリ、サーチエンジン、ハイブリッド型について、一般的な登録受付方法を紹介します。

1)ディレクトリ型

 ディレクトリ型サイトに自分のウェブサイトを登録してもらうためには、自分で登録申請を行う必要があります。looksmart や Lycos は、優れたウェブサイトについては検索サイト会社より掲載許可願いがくることがありますが、たいていの場合は自分から申請を行わなければ登録してもらえません。

 ディレクトリ型サイトに共通する登録方法は、まず自分のウェブサイトが該当するジャンル/カテゴリにアクセスをし、そこから登録申請を行います。

 ディレクトリ型サイトは、ロボットによって管理されるサーチエンジンと異なり、人間の手によって管理されています。このため、申請されたサイトはまず各カテゴリを管理するエディターによって審査されます。審査は各ディレクトリが定める登録されるための一定の基準を満たしているかどうかによって合否が決定されます。審査基準はコンテンツの質、ビジュアル、商用サイトとして満たすべき情報が掲載されているか、など様々です。

 実際に申請を行ってから登録されるまで、たいてい2〜6週間程度の時間がかかります。これは先述したとおり、登録申請されたウェブサイトについてエディターが1つ1つチェックをすることに起因します。たとえば Yahoo!Japan は申請してから登録完了まで2〜4週間程度かかります。looksmart の場合は8週間程度です。Lycos や infoseek も2週間程度の時間がかかります。

 ただし、この審査〜登録までの期間は、別途料金を支払うことにより短縮することができます。たとえば Yahoo!Japan はビジネスエクスプレスという有料審査サービスを行っています。ビジネスエクスプレスを利用することにより、審査完了までの時間を7日に短縮できます。

 looksmart も同様で、エクスプレス料金を支払うことにより1週間以内に審査をしてもらうことができます。

 注意すべきことは、これらエクスプレスサービスはあくまで審査時間を短縮するものであり、登録されることを保証するサービスではないという点です。つまり、お金を払うのはあくまで審査を早くしてもらうための特別料金であり、登録してもらうことを保証してもらうための料金ではない、ということです。

 Yahoo!Japan のビジネスエクスプレスは52,500円(税込み)かかります。特定のカテゴリでは15万円の費用がかかります。

 
2)サーチエンジン

 サーチエンジンは常時スパイダーという自動巡回ロボットがウェブページ情報をインデックス化しています。このスパイダーは各ウェブページにあるリンクを辿っていきますので、登録したいウェブサイトに対して、1つでも被リンクがあればロボットにより収集されインデックス化されることになります。ただ、ロボットは世界にあるウェブページを100%網羅しているわけではないため、確実にインデックス化してもらうためには自分で登録申請を行わなければなりません。

 サーチエンジンはそれぞれ登録申請フォームを用意しており、そこに URL とメールアドレスを記入して送信すれば、巡回対象リストに入れてもらえます。Google, infoseek, goo, Excite, Lycos, Teoma, Fast search (alltheweb) と主要なサーチエンジンはすべてフォームを用意しています。

 申請するURLはウェブサイトのトップページのURLだけを申請すれば、あとは自動的にリンクを辿ってウェブサイト内の各ページもロボットが巡回してくれます。特にaltavista はウェブサイト内の各ページURLを個別に登録することを禁止しています。

 なお、登録申請を行って、無事インデックス化されたからといってもウェブサイトの構成次第では全く無意味になる場合があります。それは、画像ばかりを使ったウェブサイトと、フレームを利用したサイトの場合です。

 あなたのサイトを訪れたスパイダー(spider) は、ウェブページ内のテキストをインデックス化、データベースに収録しますが、画像にかかれた文字情報を取り込むことはできません。従って画像ばかりのウェブページはデータベースには入るものの検索キーワードを拾うことができず、結局該当するキーワードを画像内に含んでいても検索にヒットしないことになります。

 また、フレームを利用しているウェブページの場合は、フレーム定義ファイルのみをインデックス化して、各ページを拾わないスパイダーがあります。

 このため、検索エンジンマーケティングを考えたウェブ構築を行うのであれば、画像ばかりのウェブサイト、フレームを使用したウェブサイトは作らない方がよいということになります。 


3)ハイブリッド型

 ハイブリッド型は、いままで述べてきたディレクトリとサーチエンジンの両方の特性を持った検索サイトですが、登録する場合はサーチエンジンの登録申請とディレクトリの登録申請を別々に受け付けています。個別の方法についてはいままで述べてきた通りです。

 なお、ハイブリッド型検索サイトに登録する場合は、サーチエンジンとディレクトリがそれぞれどこのサービスから提供されているものなのかをきちんと把握しておく必要があります。

 例えば Yahoo!Japan は、ディレクトリについては自社のデータベースですが、サーチエンジンについては Google を参照しています。従って Yahoo! においてサーチエンジン/ディレクトリ両方で自社のウェブサイトを表示させるためには、Yahoo! のディレクトリに登録申請を行うと同時に、Google のウェブサイトからURL登録申請を行う必要があります。

 excite であれば、サーチエンジンは自社のデータベースですがディレクトリは looksmart です。従ってサーチエンジンへの登録申請を excite から行う一方で、ディレクトリへの登録申請は looksmart から行う必要があります。

 Lycos の場合はサーチエンジンもディレクトリも自社で管理していますので、Lycos 内のウェブページから両方の申請を行うことができます。


  
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