Webサイト評価


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評価時期: 2001/05/13


 
Webサイト評価

タイトル:麻布個人指導会ホームページ
URL:http://www.azabu-k.co.jp
紹介文:個人で事業をしている方・しようとしている方のためのアウトソーシング コンビニ。私書箱、記帳代行、名刺・挨拶状印刷、セルフパソコン等のサービスを 提供する全く新しいSOHOオフィスコンビニです。
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評価環境
 画面:1024 x 768
 カラー:32bit フルカラー
 時間帯:00:00, 07:00
 ブラウザ:Internet Explorer 5.01

■ テレホーダイ時間帯(23:00<-->08:00) に拝見しましたが、深夜は表示される までにかなり時間がかかります。画像をほとんど利用していないこのウェブ構成で これだけ待たされるのは許容範囲外です。もう少し軽いウェブサーバを提供している サービスに乗り換えるのもいいでしょう。

■ 実際にこの会社の家庭教師を利用した人の声などを掲載するといいですね。実際 に利用された方の声を掲載した方が、いま家庭教師を雇うかどうか考えている方に とっては決め手の1つになるでしょう。

■ 家庭教師を派遣することに関する説明で終わってしまっていますが、もっと
いろいろな付加情報を提供した方がアクセスは集めやすいです。最近の中学受験に 関する情報やコラムなどを随時掲載していくのもいいですね。定期的なアクセスを 得られますし、随時そういった情報を提供することでこの家庭教師派遣会社としての信頼性の向上にもつながります。

■ これは「情報の新鮮さ」にも関わることになります。現状では、家庭教師の説明しかありませんから、極端な話システムに変更がない限り、1年間このまま 更新もしないでほったらかしにしてもいいわけです。しかしそれでは「このサイト はいつアクセスしても同じ内容」=>更新されていないサイトと思われます。 いつきても同じ情報であればアクセスは1度だけでいいわけです。同じ人に何度も アクセスしてもらう(=リピーターをつける)のであれば、情報は随時更新 していく必要があります。情報の新鮮さは、Yahoo!Japan に掲載されるための 1つの基準とも言われています。

■ すべて文字だけで説明されていますが、図を用いてわかりやすくする工夫も してみましょう。

[Yahoo!Japan 掲載のためのアドバイス]

■ 現状では、Yahoo!Japan に掲載してもらえる確率は非常に低いです。現在の ウェブは、今まで紙媒体で行っていた宣伝をウェブに置き換えたにすぎない内容 のためです。

 とりあえず、このウェブサイトのコンセプトは「麻布個人指導会の紹介」ということだと思います。ただ、現状ではサービス紹介だけのウェブというのは興味を
引きつけません。今までの紙媒体をウェブに置き換えるのは、1,2年前なら許さ れましたがインターネット利用者が増加し多様なオンラインサービスが登場してい る現状ではアクセスを増やすには魅力が乏しいです。一昔前ならホームページを開いているだけでも十分でしたが、いまは開いている だけでは無意味です。また、せっかく費用をかけてホームページを開いているので すから、できるかぎりそこから収益を得られるようなアイデアを考えてほしいです。

 ウェブの特性を生かした作りにもなっていません。よく塾のパンフレットなどは、表を取り入れたり、授業風景の写真などを入れていますが、このウェブ サイトにはそういったものがありませんよね。文字だけで構成されている。そういう意味ではむしろ紙媒体よりも劣るとも言えます。

 では、ウェブには何を掲載したらいいのか、を考えてみましょう。

 まず、このウェブサイトにアクセスしてくる人、ターゲットは誰になるのかを考えます。家庭教師ですから、次の人が考えられますね。1)家庭教師を探している子ども、2)家庭教師を捜している、子どもをもつ親、3)家庭教師の仕事を探している人 です。

 中学受験ですので、対象となるのは小学生なのですが、いくら小学校にインター ネットが普及し始めているとはいえ、小学生がこのホームページを目的を持って探してくるとは考えにくいのでこれは外します。2)と3)になりますが、まず2)。

 家庭教師の情報など、別にインターネットで探してくる必要もないわけです。情報誌などいくらでもありますね。それでもインターネットで探すのは?現状ではこのホームページを見ても結局資料請求をして、電話をかけて・・・ と結局紙媒体やTVの宣伝などで見て入会を決めて手続きをする場合と全く 同じ手続きを踏まなければいけないのです。それでは全然意味がないのです。ですので、例えばインターネットから入会手続きが利用できるようにするとか 「担当教務がどんなお問い合わせにもお答え」や「家庭訪問で学習全般の相談、
細かい打ち合わせ」が電子メールでできるようにするなど、インターネットの特性を生かしたサービスを提供するだけでもいいのです。インターネットでこういった情報を探している人は、おそらく本当に家庭教師を捜している人でしょう。潜在的な顧客であるわけですから、その人たちに入会への一歩進めてもらえるように、インターネットから直接問い合わせができたり 体験授業の申し込みがオンラインでできるようになるだけでも、訪問者に とって大変便利なものになるでしょう。

 「中学受験専門家庭教師の募集」にしても同様で、インターネットで家庭教師募集を探しているわけですから、このホームページを見つけだしたところで直接電子メールかウェブフォームで問い合わせができるように しておけば、電話をかけるよりもずっと手軽で、もっと問い合わせも増えるようになるでしょう。

 もっとインターネットの特性を生かしたホームページづくりをしていくことです。

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