■ アクセスするなり音楽が流れ始めますが、まずこれはやめましょう。もしどうしても音楽をならしたいのであればデフォルトでは音楽を自動再生しないようにして、ウェブ上に「音楽を流したい方はここを押してください」といった形で希望者にのみ音楽を流すようにしましょう。
一般的に音楽が流れるサイトはユーザーには嫌われる傾向があります。「どうして音楽を強制的に流すのか」と思わせてマイナスの印象を与えます。中にはそのままうっとうしいと感じて他のウェブサイトに去っていってしまう人もいるでしょう。
▲ 原則として音楽がなるウェブサイトは作らない 少なくとも初期設定は再生させない
■ 画面左側に並んでいるメニューと、画面下部に並んでいるメニューの区別が全くわかりません。このウェブサイトのコンテンツはどちらのメニューを選べばよいのかユーザーは判断できません。
この、画面左側のメニューと画面下部のメニューの違いは何なのかをユーザーに一目でわからせるようにしなくてはいけません。例えばそれぞれのメニュー部分の背景色を変えることで視覚的に違いをつける。あるいは重要なメニュー(コンテンツのメニュー)に対して画面に占める面積の違いによって区別する、などあります。
一般的にユーザーは画面左上から右下に向かって目線を移動させていきます。つまり、画面下部に並べているメニューよりも、画面左側縦に並べているものよりもユーザーの目にとまりますので、左側に重要な項目を並べること。
また、このウェブサイトはXGAであれば左側のメニューも画面下部のメニューも1画面内で見渡すことができます。しかし、縦を600ピクセル以下のウインドウ表示させている場合はこの下部のメニューを1画面目で確認することができず、仮にここに重要な項目をおいてもクリックしてもらえない/気がついてもらえない事が多くなります。その意味でも、
1)メニューを並べるのであれば画面上部か左側(右側)
2)画面下部に並べるメニューは、縦方向にウェブページが長くなった場合に、ユーザーの便宜を図るために置く
というようにしましょう。
▲ ナビゲーションメニューは、ウェブサイトを自由にあるき回ってもらうための道しるべなのだから、自分が見てほしいコンテンツに誘導できるようなわかりやすいメニューを。また、ユーザーが混乱しないようなナビゲーション機能を提供する必要があります。
▲ グローバルメニュー(同一ウェブサイト内で常に表示される統一されたメニュー)と、パンくずリスト(トピックパス)を表示させることで常にユーザーに自分がどこにいるのかを教え、誘導することができるようになります
■ 画面下部に Yahoo!Japan の検索窓がありますが、この意味が全くわかりません。こんなところに検索窓があれば、ユーザーによってはこのウェブサイト内を全文検索できるのかな?と勘違いしてしまうかもしれません。最近の巨大なウェブサイトは検索機能を持っていますので、それらと混同してしまうユーザーもいるでしょう。
そもそも、どうしてわざわざこのウェブサイトを訪れてくれたユーザーに対して、他のウェブサイトを検索する為のサービスを提供するのでしょうか。その意味でも、このYahoo!Japan
の窓は全く必要ありません。一部のウェブサイトでYahoo!Japan の検索窓をつけておけば掲載確率が上がる、などといった文面が
ありますが、それを参考にしたのでしょうか。Yahoo!Japan への掲載率とこの検索窓の設置は全く関係がないと考えていいでしょう。あくまで
Yahoo!Japan は自社ディレクトリへ登録する価値があるウェブサイトかどうかを判断しているのであって、自社サイト(=Yahoo!Japan)を宣伝してくれているウェブサイトかどうかで登録の可否を判断しているわけではありません。自分が
Yahoo!Japan のサーファーの立場に立ったときに果たしてこのような 基準で掲載の可否を決定するかどうか、考えてみましょう。
▲ Yahoo!Japan の検索窓の設置と Yahoo!Japan への掲載率に関係はない
■ http://www3.ocn.ne.jp/~sanpei/kusyu.htm ですが、フォントを 指定していますがこれはやめましょう。どのPCにもこのフォント
(=HGP創英角ポップ体)インストールされているわけではありません。 (しかも、ポップが半角カナになっていますし)
▲ パソコン購入状態でインストールされているフォント以外の指定はやめること
■ 他の俳句サイトと比較して、このサイトのどこが劣っているのかと いうと、文字だらけで読みにくいこと、複数(多量)の句を1ページ内に
掲載しているため、非常に読みにくい、自分がどこまで読んだのか わからなくなる、といった事です。
同じ俳句サイトでも、 http://www.asahi-net.or.jp/~xb9y-tkhs/
と比較すれば格段にこちらのサイトのほうが読みやすいです。 また、こちらのウェブサイトは句に対してコメントが掲載されていたりして、
句の作者の気持ちもわかります。一方でこちらのサイトは単に句を ずらずら並べているだけで面白みが全くないのです。
「読みにくさ」というのは、パソコンに「HGP創英角ポップ体」フォント がインストールされている場合、きちんとウェブサイト制作者の
意図通りに表示されるのですが、「HGP創英角ポップ体」で表示されることと その読みやすさは別問題です。HGP創英角ポップ体 では読みにくいだけ。
もともと文字中心のウェブサイトで読むのが疲れるのに、読みにくいフォントを利用されたらなおさらユーザーの読む気が失せてしまいます。
▲ モニターで文字を読むのはつらいこと。できるだけ読みやすいレイアウトを心がける
■ 憩いの欄でどうして急に詰め将棋のコンテンツになるのかも意味不明です。これではこのサイトは一体何なのか?とユーザーを混乱させるだけです。
俳句のサイトであればそれを中心に据えたウェブサイトを構築しましょう。
■ とりあえずの修正点は、
・トップページのメニューの再構成
・句の並べ方の再構築
・表示フォントを指定しない
・もっとユーザーの立場に立って、楽しく読めるようなサイトを。
他の俳句サイトをもっと研究して、どうしたらいいのか考える。
例えば http://www.asahi-net.or.jp/~xb9y-tkhs/ は
1)1句1句を別ページにして、読みやすくしている
2)作者のコメントを掲載している
3)作者とコミュニケーションがとれる手段を提供している
4)読みやすいレイアウト/配色の工夫をしている
こちら http://www.ne.jp/asahi/haiku-salon/rutsubo/index.html はJava
スクリプトがちょっとうっとうしいですが句は詠みやすいです
▲ ウェブサイト構築の上で、基本的なところがまだできていないようです。
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